国際数学競技会(IMC)について

公益財団法人 数学オリンピック財団

 2003年7月に国際数学オリンピック(IMO)が日本で開催されましたが、これを機に、2003年1月に第1回日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)が開催され、2012年にはJJMOは第10回大会を迎えました。
 この大会は中学生以下の若い世代の数学的な才能の発掘・育成を目的とする大会であり、その上のJMO、さらにはIMOへの道の前段階となるコンテストとして位置付けられています。

 他の国々においても、数学における若い世代の育成に力を入れており、その一つとして国際数学競技会(IMC)が開催されています。2011年秋には、日本にもIMCへの選手の派遣についての招待状が届きました。2012年のIMCは、台湾で開催されました。

 当財団としましても、児童・生徒が世界に目を向ける機会を増やすために、2012年からIMOだけでなくこのIMCへの参加することを決定し、 2012年台湾大会、2013年ブルガリア大会、2014年韓国大会に参加しました。2015年のIMCは中国(長春)で開催されました。

 IMCへはその参加資格を踏まえ、JMO及びJJMO受験者の成績上位者のうち、中学2年生以下を日本代表として選抜し派遣してきました。

 その後、IMCの組織・運営、参加各国における代表選手の選抜方法など、IMOと大きく異なっていることについて検討が重ねられ、協議の結果、2016年からのIMCへの不参加を決定しました。